自治連西砂支部では、12月13日(日)に、松中公園(西武立川駅北口近く)で、防災訓練(災害給水訓練)を実施しました。
震度6以上で運用「災害時給水ステーション」
松中公園には「災害時給水ステーション」が備えられています。これは立川市で震度6以上の地震が発生した場合に運用を開始し、生活に必要な飲料水を住民に提供するためのものです。
「災害時給水ステーション」は東京都水道局の施設で、都内215個所に設置されています。松中公園はそのうちの一つであり、公園の地下には100立方メートルもの巨大な給水槽が埋設されています。
西砂地区に暮らす方々にとって、とても重要な施設である「災害時給水ステーション」ですが、残念ながら認知度は高いとは言えません。
そこで自治連西砂支部では、「災害時給水ステーション」を広く住民に知ってもらおうと、令和2年度の防災訓練として松中公園災害給水訓練を実施したものです。
給水スタンドなどの機器を実際に設置
本来は多くの住民に体験していただきたかったのですが、コロナ禍の影響で、各自治会ごとに人数を制限しての訓練となってしまいました。
訓練は立川市防災課職員の全面的な協力によってすすめられました。①市職員による機器の設営 ②「災害時給水ステーション」の概要などのレクチャー ③機器の説明 ④マンホール内、各機器のチェック ⑤給水スタンドによる給水の実践 ⑥質疑応答 ⑦参加者協力しての機器の撤収 ⑧解散 以上の訓練が、滞りなく行われました。
立川市で震度6以上の地震が発生した場合、市職員によって「災害時給水ステーション」は開設・運用開始されます。
災害時に飲料水の確保はリアルな問題
人間はひとり1日3リットルの飲料水を必要とするそうです。大震災に何度も見舞われている日本で、”飲料水の確保”は極めてリアルな問題です。
松中公園「災害時給水ステーション」を理解いただき、自治会内やご近所の方にもお伝えいただきたいと思います。
西砂支部では後日、訓練の様子を紹介したチラシを回覧する予定です。そちらもぜひご覧ください。
なおこの日の訓練には、自治会、市防災課、立川消防署、社会福祉協議会、来賓あわせ59名が参加しました。ありがとうございました。
松中公園「災害時給水ステーション」設置マニュアル(ここをクリック)