写真も動画もない前近代の社会では、人々にとって絵画こそが唯一のビジュアル・コンテンツでした。
挿絵の入った絵巻や絵本は、それこそ夢の世界が詰まった宝箱のような存在だったに違いありません。
人々は絵巻物を繰りながら、あるいは絵本の丁をめくりながら、物語と絵画の織りなす世界にワクワクしたことでしょう。
国文学研究資料館では、通常展示の特設コーナーにおいて「言葉と絵が織りなす物語世界・新収の絵巻と絵本」を開催しています。
今回の展示では、国文学研究資料館に近年収蔵された絵巻や絵本のいくつかを紹介します。いずれも江戸時代の前半に作られたものです。
その時代の人たちが、それを手にしたときの浮き立つ思いを感じながらご覧になってはいかがでしょうか。
会期:
【前期】〜平成31年4月9日(火)
【後期】平成31年4月11日(木)~4月27日(土)
10:00~16:30 ※入場は16:00まで
※前期、後期で展示する場面や巻が異なります。
休室日:日曜日・祝日、展示室整備日(3月31日(水)、4月10日(水))
場所:
国文学研究資料館(立川市緑町10-3)展示室特設コーナー
詳しくは国文学研究資料館公式HP(ここをクリック)をご覧ください。